Stand in Silenceからの飛翔
國賀史子個展が終了しました。
Stand in Silence
「声も無く立ち尽くす」 という意味です。
大学時代に経験した阪神淡路大震災の自然の驚異。
その中から生まれた「化身」への深い想いから、長い年月をかけて少しずつ変わってきた自身を表現した新生2021「化身」
「神戸で皆さんにお披露目することで一区切りついた!」と解き放たれたような國賀さん。
子育てや金継ぎ教室をしながら、作家自身の成長と漆の可能性を楽しみつつ、近年は生まれ変わる新しい作品制作に意欲的です。
そんな作家の分身のような二つの「化身」をダンスと音で表現するパフォーマンスイベントが1月24日に開催されました。
ダンサーのスズキエメ氏と音楽家のMAMIUMU氏が静けさと激しさが混在し幻想的な世界観を醸し出したパフォーマンスを、映像作家の室千草氏が撮影されました。
来場者の皆さんも、浄化されていくような不思議な感覚を持たれたようです。
後日編集した映像作品として公開予定です。
今後の國賀さんの歩みが大地にしっかりと根をはり、自由闊達な作風に羽ばたいていくことを願っています。