リアルな生物とシュールな空想生物の立体造形
河野甲 & コウノシゲコ 立体造形展 が
2024年4月13日(土)~21日(日)11:00〜18:00 (最終日は16:00まで)に開催予定です。
河野甲氏は主に皮革を用いて、リアルな生物や空想生物などの立体を製作しています。
きめ細かなマチエールを持つリアルさと詩情の融合を目指しています。
革という素材がどのように立体化され、どのような物語を紡ぎだすのか?
革素材はもともと血の通った生き物「できれば命の宿った作品でありたい」と思いながら制作していますが、革素材を使わず自家製の粘土で仕上げた作品も展示予定です。
今回の新作の一つ「カゲロウの羽化」
牛革とプラスチックフィルムでカゲロウの妖精が生まれるところを表現した作品です。
コウノシゲコさんは立体の表面に布を張り、キャンバスのようなマチエールの立体を製作しています。人形(ひとがた)を中心に不思議な世界観を表現しています。
平面(油彩)から立体(人形)へ現在は人形の分野に捕らわれることなく造形作品として制作しています。
「歪みの昇華」の言葉を軸に制作を続けています。
その透明感とどこか可愛らしさのある眼差しに引き込まれそうになります。
今回の新作の一つ「分からない者同士」
藤木正三の文章からヒントを得て制作した作品です。
2人のシュールでcoolな美しい空想生物でも、どこか優しさとしなやかで温かみが感じられる立体造形をお楽しみください。