現代アート・工芸の街金沢の旅
学生の頃に訪れたっきりの金沢で、今回はアートな旅を満喫してきました。
<KAMU Kanazawa>は私設の現代アート美術館。
2020年から街中に6つの場所でインスタレーション展示をしています。
「レアンドロ・エルリッヒ」の現実にはあり得ない非常階段のような空間。
佇むと異空間に?と疑問を持たせて視覚が覚醒された感じになります。
「ステファニー.クエール」の一見無造作で荒々しいようでユニークで可愛くリアルな動物彫刻。
大胆且つ繊細な作風に魅了されます。
一番のお目当てが既に終了していて、ちょっと残念でしたが、他展示も繁華街、武家屋敷地域などさまざまな街の顔を散策しながら巡りました。
禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に紹介した「鈴木大拙」の思想に出会う館。
その幾つかある庭のうち「水鏡の庭」からそれぞれ自らが考える「思索空間」へと。
禅・ZENは深すぎてまだ手を出せないけど、いつか彼の著書も読んでみたい。
国立工芸館「工芸館と旅する世界展」では海外作家の多様な素晴らしい作品の中でも、やはり大ファンの「ルーシー・リー」の陶芸作品にしびれました。
凛とした柔らかい曲線と窪みが何ともセクシー!!私好みの色彩の作品の細かいデティールを目を皿のようにして見ました。
21世紀美術館では運良く予約がとれたスイミングプールの作品。
TV取材と同時間帯だったので、プールの下から手を振る石原良純さんに上から手を振りかえしたら、スタッフから放映された場合の使用承諾書なるものをお願いされました。
水面の上も下も歪んで見えるから、変顔でどこの誰かわからないと思うのだけど、、?数年前にポーラー美術館でも偶然インタビューされた時は、なーんにも無かったのに今はそういう事、色々うるさい人が多いみたいですね。
女の子達が「有名人が取材してるらしいよ!」「石原良純さん?誰?」
笑えましたww
どこに行っても若者達の多いことに、アートが金沢の観光ビジネスに寄与していることを実感しました。
120年以上のアンティークな九谷焼のお皿もゲットできて満喫した冬の旅でした。