デザイナー＆アーティストHIROKO KOSHINO

HIROKO KOSHINO展

 

 

84歳とは思えない！

何だか若いころより綺麗になった？って思う位のポートレート。

 

 

今までデパートやTV・雑誌でしか見た事がない彼女のファッション。

帽子・くつ・靴下・バッグ・アクセサリーのコーディネイトをじっくり見られ一体一体が違う雰囲気のデザインに飽きることなく魅入ってしまいました。

 

 

一つの服が前後左右どこからみても同じ色・形ではなく幾つもの服に見える。

優雅な立体的な曲線が360度どこから見てもシルエットが素敵です。特にバックスタイル！

 

 

彼女の20代～50代の若い頃の作品はなく、60代以降のコレクションで構成されている。

なのに「可愛い～！」カジュアルからドレッシー、年は関係なく着られるのではないだろうか？と思うほど洗練されてきたように見えました。

私が今まで抱いていたコシノヒロコファッションのイメージと違うのには驚きました。

 

 

ファッションの色彩の組み合わせ方同様、絵画でもカラフルでビビッドな作風から

 

 

墨を使ったモノトーンと様々の表現で制作されていました。

 

彼女の時代の変容と同じように作風が定まってない＝留まっていない描き方は、臆することなく様々に自由に描いていることで返ってエネルギーが伝わってきました。

 

キャンパスに描いたものをヒントにファッションに取り入れているのかな？と思うほど二つがシンクロして見える作品も多くありました。

 

 

映像インスタレーションやプロジェクションマッピング・カラータイツのマネキン・競技大会のゆにフォームのコーナーなども含めファンションデザイナーからアートの幅広い感性を堪能させて頂きました。

日本を代表するトップデザイナーは本当に多才。

守りに入らず前向きに精力的に年を重ねているようで、とてもカッコ良かったです。