現代を多様に生き抜く女性という性
FUJII AKARI Solo Exhibition 愛は地球を救わない が
2023年5月1日(月)~ 5月6日(土)11:00~19:00(最終日15:00まで) に開催予定です。
兵庫県立明石高等学校 美術科を卒業後、富山大学にて、塑造による立体表現の研究と制作をしている藤井朱里さん。
地元である兵庫県での作品発表は初めてなので、緊張と楽しみな気持ちでいっぱいの個展となります。
自身の思考や経験を起点に、人間の持つ身体の性質や、現代を多様に生き抜く女性という性をテーマに作品表現を行っています。
人間に理性と欲求がある故に、矛盾する感情を抱いたり、性的な関心に葛藤したりする姿に、人間が生きることの愛おしさや愚かさを感じます。
身体と共にある人間の精神的な重たさを、重力に制御される塑造という手法で表現したいと考えています。
また、性的に消費される側というステレオタイプを持たれがちな女性という性について、様々に思考し、社会的な価値観を反芻させながら、作品表現をしています。
光空間では、〈愛〉をキーワードに、新作と現在までのアーカイブを含んだ作品を展示いたします。
闇空間では、女性の性をテーマに、エドガー・ドガ〈踊り子〉を引用した作品を展示いたします。
今回の個展では、地球模様のアイスクリームのオブジェと
過去作品の造形を抽出し制作したオリジナルアートキャンドルを販売いたします。
キャンドルは、大豆由来の蝋を使用しており、上品な質感が魅力です。ひとつひとつ丁寧に制作したので、会場でぜひお手に取ってご覧ください。