『動輝闇止』動くことへの探求心

動輝闇止   藤原正和 ・藤澤憲彦 2 人展 が

2022年４月17日（日）～23日（土）11:00～18:00（最終日は17:00 まで）に開催予定です。

作品自体が動くキネティックアートの藤原正和、動いている姿を立体造形する藤澤憲彦の二人展です。

二人に共通するのは「動くこと」への探求心。 現実に動くものと想像の中で動くものが入り混じるその世界は、『動輝闇止』。

『動』きの魅力を独自の感性で昇華させ、電子回路などで制御するのでは無く、あえてアナログな仕掛けで動きを生み出し、煌々と光『輝』く作品を作り出す藤原正和。

一方、藤澤憲彦が作品に込める皮肉とも取れるメッセージは、時に現代社会の『闇』に向き合い、アニメや特撮映画を一時停『止』した様な一コマを切り取って立体化させる。

＜藤原正和コメント＞

私は藤澤くんを学生の頃から知っています。大人びた雰囲気を持っている人でした。

明るい人柄とは裏腹にダークな意味を持つものも多い彼の作品。そのギャップがどこからくるものなのか興味をひきます。

今回藤澤くんとの2人展は表裏のように同体で切り離せない関係を目指しています。

明るい面と暗い面。動く作品と動きを表現する作品。両方あるから面白い。2人の作品から生まれる化学変化が楽しみです。

＜藤澤憲彦コメント＞

藤原さんとの二人展の話を頂いた時、自身の手掛けるロボット的でメカニカルな作品で是非ご一緒したいと思いました。

今展では、メカニカルなシリーズの発端となった学生時代の作品から、最新作までを金属・木・樹脂など様々な素材で展開致します。令和の今、科学技術の進歩が私達にもたらす光とその裏に在ろう闇、私は『闇』の部分が気になって仕方ありません。人の在り様の変化、豊かさの分水嶺や人としての尊厳について、あえて立ち『止』まって考える時間と勇気を持ちたいです。

2人のそれぞれの作風である『動』と『止』を対比させ、『輝』と『闇』は明暗だけではなく、作品に込めたポジティブとネガティブの対比の表現をどうぞお楽しみください。

また、藤原正和の代表作品が