モダンで格調高い木炭画
大角拓央 木炭画展 -南天の星河を航る-が終了しました。
京都で個展や展示会をされるのが常なので、他都市では本当に久しぶりの個展でした。
新聞の画像をご覧になって、是非見てみたい!と他市からも足を運んで来られる方も多かったです。
「こんな絵は初めて見る!と大角氏の木炭画の美しさに皆さまが魅入っていました。」
絵に施されている地模様のような様々な濃淡でが立体感が際立ちモノクロなのに色が見え香りが漂ってくるようです。
最初は緊張されていた作家も、皆さまからの驚きと感動の言葉に大照れでした。
日本画でもなく墨絵でもなく、、、和的だけでもなくデザイン画のようにモダンでスッキリと心地良く、それでいて格調高く。
闇空間の大きな作品の迫力と清浄な空気には心が洗われるようで、しばしイスに腰かけて眺め楽しんでおられました。
そして何より道具を見て更にビックリされる来場者の皆様。
炭の濃淡と金の2色だけで、この表現力と華やかさ。使う用材のなんと少ない事!
道具や用材が沢山あれば良い訳ではないなー!と他作家達も、目から鱗のようでした。
また今まで大角氏の作品を見続けていた方々も、京都とはギャラリーの雰囲気が全く異なる中の作品に
「すてきな空間に、今までとは違う表情の(あるいは本気の)大角氏作品を観れました。神戸まで行った甲斐はありました!」
と新たな発見をしてくださったようです。
「これからの作品も見に行きたい!」と他市民にも思わせる、大角氏ならではのオリジナルな作風の今後の飛躍が楽しみです。